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想いを残す8

AIに整えてもらうと、自分の言葉でなくなる?──AIにやらせること・やらせないことの線

回答をAIに整えてもらったら、いつのまにか自分(親)の言葉ではなくなってしまうのでは。そんな不安に対して、AIに任せてよい範囲と、任せてはいけない範囲の見分け方を、やさしくまとめました。

AIに任せてよい範囲と、任せてはいけない範囲

この記事を読むと、AIに文章を整えてもらうときに、任せてよい範囲と、任せてはいけない範囲の見分け方が分かります。

「AIに書いてもらったら、いつのまにか自分(親)の言葉ではなくなってしまうのでは」という不安は、もっともなものです。書いた言葉を残すつもりが、気づけば別人の言葉になっていた、では本末転倒です。ここでは、その境界線をひとつずつ具体的に見ていきます。

整えるだけで、変えない

AIに任せてよいのは「読みやすく整える」ところまでです。書いた内容そのものを書き換えたり、要約したりはしません。意味を足したり、削ったりすることもありません。

誤字や言い回しのばらつきを整えることと、内容そのものを変えてしまうことは、まったく別の話です。任せてよいのは前者だけで、後者には踏み込まない、という線引きです。

書かれていないことは作らない

書かれていない出来事・気持ち・事実を、AIが勝手に作って補うことはありません。「読みやすく整える」「話題を補う」という名目であっても、書かれていない出来事や気持ち、人物、地名、数字を新たに足すことはしない、という一線です。

見落としがちなのが、質問の文言そのものに含まれる気持ちや評価の言葉です。例えば「誇りに思う出来事は」「一番つらかったことは」「今も許せないことは」といった問いに対し、回答者本人がその言葉(誇り・一番・許せない、など)を使っていない場合、その言葉をそのまま本人の断定として文章に持ち込むことはしません。問いに含まれる感情・評価・順位・時期の言葉は、本人が実際に使っていない限り、補ってよい範囲には入らないという考え方です。

補ってよいのは、あくまで「何について答えているか」という中立な話題の見出しまでです。感情や評価そのものは、本人の言葉として書かれたものだけを反映します。

語り手の声を残す

整えたあとの文章も、もとの語り手の声のままであることを大切にしています。整える前後で、まるで別の人が書いたような文体に変わってしまっては、本人の言葉として残す意味が薄れてしまいます。

言い回しの癖や、その人らしい表現は、読みやすさを保ちながらも、できるだけそのまま活かす方向で整えます。

名前や地名は、思い違いでも直さない

回答に出てくる個人名や地名は、たとえ思い違いのように見えても、本人が書いたとおりのまま扱います。AIが「おそらくこちらが正しいだろう」と判断して、勝手に直すことはありません。

記憶違いも含めて、本人が語った言葉そのものだからです。事実関係の確認や訂正は、本人・ご家族の手で行うものであり、AIが代わりに判断する領域ではありません。

書けなかった分は、書けなかったままでいい

ある質問に対して回答が空欄だったり、ごく短い言葉しか書かれていなかったりすることもあります。そうした場合も、空欄から新しく文章を作り出したり、短い回答を無理に長く膨らませたりすることはありません。

書けたところまでを、書けた分だけ整える。書けなかったところは、書けなかったままにしておく。量より、書かれた言葉に忠実であることを優先しています。

章の扉やはじめの言葉は、本文を見せずに書く

本の各章に添える、ごく短い前書きや、はじめの言葉についても触れておきます。この部分を作るとき、AIには回答の中身(本文)そのものを一切見せていません。渡すのはトーンと章のタイトルだけです。

具体的な出来事や人物、事実には一切触れられない状態で書かれるため、この部分に限っては「作り話が入り込む」ということが、構造として起こり得ない仕組みになっています。

想い伝で、書いた言葉をそのまま一冊に

想い伝(おもいでん)は、ここでご紹介したような境界線を踏まえて、いくつかの質問に答えていくだけで一冊の本に整えるサービスです。

まずは無料で書き始められ、書きかけはお使いの端末に自動で保存されます。書いた分だけ、書いた言葉のままで、少しずつ進めてみてください。

この記事について

想い伝 編集チーム(株式会社狼煙)。ご家族へ想いを残したい方に向けて、終活や家族の対話にまつわる話題を、やさしい言葉でまとめています。

公開日:

あなたの想いも、一冊の本に

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