エンディングノートと想い伝、両方をどう使い分ける? 実践スケジュール
エンディングノートと想い伝は、どちらも終活に役立つツールですが、役割が異なります。両方をどんな順番で、どのくらいの時間をかけて進めればよいか、具体的な実践スケジュールの形でやさしくまとめました。
エンディングノートと想い伝、両方あるとなぜよいのか
エンディングノートは、連絡先や資産、医療の希望といった「情報」を整理するのに向いています。一方、想い伝(おもいでん)は、質問に答える形で、家族への「気持ち」を一冊の本に残すサービスです。役割が違うからこそ、両方を組み合わせると、備えに厚みが出ます。
「どちらから始めればいいか分からない」という声もよく聞きます。ここでは、無理なく両方を進めるための、実践的なスケジュールの一例を紹介します。
ステップ1(1か月目):エンディングノートで「情報」を整理する
まずはエンディングノートで、連絡先や加入している保険、預金口座といった情報を書き出すところから始めます。全部を一度に埋めようとせず、分かるところから少しずつ書き進めれば十分です。
・連絡先(親族・友人・かかりつけの医療機関) ・保険・年金・預金口座の一覧 ・大切な品物のしまい場所 ・医療やケアについての希望
1か月ほどかけて、気づいたときに書き足していくくらいのペースがちょうどよいでしょう。
ステップ2(2か月目):想い伝で「気持ち」を言葉にする
情報の整理がひと段落したら、次は想い伝で、家族への気持ちを言葉にしていきます。エンディングノートの欄には収まらない、思い出や感謝、伝えたい価値観を、質問に答える形で綴っていきます。
1日ひとつの質問に答えるだけでも、1〜2か月あれば、一冊分の想いがたまっていきます。書く順番に決まりはなく、答えやすい質問から始めて構いません。
ステップ3:年に一度、両方を見直す
エンディングノートも想い伝も、一度書いたら終わりではありません。気持ちや状況は変わるものです。誕生日や年の変わり目など、年に一度読み返すタイミングを決めておくと、内容を新しく保てます。
エンディングノートは「今の情報」に更新し、想い伝には、その一年で新たに感じた想いを書き足していく。そんな習慣にすると、どちらも生きた記録になります。
手続きや制度の詳細は、専門の窓口へ
エンディングノートに書く内容のうち、相続や遺言、介護保険といった制度に関わることは、法律や税金がからむため、本記事の一般的な説明だけでは判断できません。
遺言や相続のことは弁護士・司法書士・税理士へ、介護や暮らしのことはお住まいの自治体の窓口や地域包括支援センターへご相談ください。
想い伝で、「気持ち」のステップを始める
エンディングノートで情報の備えが整ったら、次は想い伝で、気持ちの備えを始めてみませんか。いくつかの質問に答えるだけで、あなたの言葉が読みやすい一冊の本に整っていきます。
本になるのは、あなたが書いた言葉そのものです。まずは無料で書き始められ、書きかけはお使いの端末に自動で保存されます。
参考
この記事について
想い伝 編集チーム(株式会社狼煙)。ご家族へ想いを残したい方に向けて、終活や家族の対話にまつわる話題を、やさしい言葉でまとめています。
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