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家族の対話約6分

離れて暮らす親と、電話でどこまで聞ける? 一回ひとつの質問から

帰省が年に数回でも、親の話は電話で少しずつ聞いていけます。一回の通話でひとつだけ聞く、事実から入る、通話のあとすぐ書き留める、次の帰省で続きを聞く。離れていてもできる聞き方を、やさしくまとめました。

電話だけでも、話は積み重なる?

この記事を読むと、電話でも親の話を少しずつ聞いていける、という考え方と、一回の通話で無理なく聞くための四つの手がかりが分かります。結論から言うと、電話でも十分に聞けます。「一回の通話でひとつだけ聞く」「事実から入る」「通話のあとすぐ書き留める」「次の帰省で続きを聞く」の四つを心がければ、会える回数が限られていても、話は少しずつ積み重なっていきます。

帰省が年に数回だと、「会ったときにまとめて聞こう」と考えがちです。けれど、会える時間は思ったより短く、近況の話だけで過ぎてしまうことも少なくありません。電話は、その間をつなぐ、いちばん身近な手段です。

大切なのは、電話を「聞き取りの場」にしすぎないことです。いつもの近況のやり取りの中に、ひとつだけ、これまでの暮らしについての質問を添える。それだけで、無理のない聞き方になります。

一回の通話で、いくつ聞けばいい?

答えは、ひとつです。一回の通話でたずねるのは、ひとつの質問だけにしておきましょう。質問を重ねると、聞かれる側は取り調べのように感じてしまうことがあります。ひとつだけなら、世間話の延長として、気軽に答えてもらえます。

話が弾んだら、そのまま続きを聞いて構いません。逆に、短く終わったときは、それで十分です。今日はここまで、と区切りをつけておくと、次の電話でも気負わずに続けられます。

通話の時間も、長くとる必要はありません。ふだんの電話の終わりぎわに、「そういえば、ひとつ聞いてもいい?」と添えるくらいの軽さが、続けるためにはちょうどよいものです。

最初の問いは、何から入ればいい?

最初は、事実から入るのがおすすめです。育った場所、通っていた学校、最初に就いた仕事、暮らしていた町の様子。こうした事実の質問は、答えやすく、話し手が自分のペースで語りはじめやすいからです。

気持ちや評価を問う質問は、あとの楽しみに取っておきましょう。「あのときどう思った?」という問いは、思い出の入り口が開いてからのほうが、自然に答えてもらえます。まずは、場所や仕事、時代といった、目に浮かぶ話から始めてみてください。

答えを急がせないことも大切です。少し間があいても、思い出しているところかもしれません。待ってもらえることが、話しやすさにつながります。

電話で聞いたことは、いつ書き留める?

書き留めるのは、通話のあとすぐがいちばんです。時間がたつと、聞いた言葉のいきいきとした部分から薄れていってしまうからです。通話が終わったら、覚えているところを、スマートフォンのメモ機能に短く書いておきましょう。

通話中にメモを取ると、相づちが遅れたり、話の流れが途切れたりすることがあります。話を聞くことに集中して、書くのはあとにする。これだけで、会話の温かさが保たれます。

電話を録音したくなるかもしれません。その場合は、必ず本人に一声かけてから始めましょう。「あとで聞き返したいから録ってもいい?」というひとことで、話す側の安心感が変わります。断られたときは、無理に録らず、メモだけにしておいて大丈夫です。

次の帰省まで、どうつなぐ?

次の帰省のときは、電話で聞いた話の続きをたずねてみましょう。「このあいだ話してくれた、あの町のこと、もう少し聞かせて」と切り出せば、親も話しやすくなります。電話で聞いた話が、顔を合わせて話すきっかけにもなります。

書き留めた言葉は、あとから一冊の形に整えることもできます。想い伝(おもいでん)は、いくつかの質問に答えるだけで、あなたが残した言葉を読みやすい一冊の本に整えるサービスです。まずは無料で書き始められ、書きかけの内容はお使いの端末に自動で保存されます。仕上がった一冊は、印刷できるPDFとして受け取れます。

聞き取りを急ぐ必要はありません。電話の一言ずつが、少しずつ積み重なって、いつか大切な一冊になります。今日の電話で、ひとつだけ聞いてみるところから始めてみてください。

この記事について

想い伝 編集チーム(株式会社狼煙)。ご家族へ想いを残したい方に向けて、終活や家族の対話にまつわる話題を、やさしい言葉でまとめています。

公開日:

あなたの想いも、一冊の本に

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