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家族の対話7

年末年始の帰省で、親の話をどう聞き、どう残すか

年末年始に実家へ帰る数日は、親とゆっくり話せる貴重な時間です。何から聞けばよいか、その場でどう残せばよいか。無理なく話を引き出す順番と、帰省中にできる簡単な残し方を、やさしくまとめました。

帰省の数日でできることは、思っているより多い

この記事を読むと、帰省の数日で無理なく聞ける話の順番と、その場でさっと残せる手段が分かります。身構えず、できることから始めてみてください。

年末年始の帰省は、ふだん離れて暮らす家族が顔を合わせる、数少ない機会です。仕事や学校のことを話すだけで終わってしまいがちですが、実は親の話をゆっくり聞くのにも向いた時間です。会える日数が限られているぶん、「今日を逃したら、また次の機会まで話せない」という気持ちが、自然と会話のきっかけになります。

実家には、古い写真や、思い出の品が手元にあります。アルバムを一緒にめくったり、床の間や仏壇に手を合わせたりする場面は、話を切り出す自然なきっかけになります。改まって「聞かせてください」と構える必要はなく、目の前にあるものから話が広がっていくものです。

聞く順番を決めておく

限られた時間で話を聞くときは、順番を意識しておくと進めやすくなります。いきなり重い話題から入るのではなく、答えやすく、親も話していて楽しい話題から始めましょう。

例えば、子どものころのこと、若いころに好きだったこと、家族との出会いのなれそめなど、明るく思い出せる話から始めると、場の雰囲気がやわらぎます。話が弾んできたところで、少しずつ「これからのこと」や「大切にしていること」へと話題を広げていくと、無理なく踏み込んだ話にもたどり着きやすくなります。

重い話題を最初に置いてしまうと、身構えられてしまい、かえって話しにくくなることがあります。順番は、聞く側の都合ではなく、話す側が話しやすい流れを優先して決めましょう。

その場で残す、具体的な手段

せっかく聞けた話も、記憶だけに頼るとどんどん薄れていきます。帰省中にその場でできる、簡単な残し方をいくつか持っておくと安心です。

手軽なのは、スマートフォンのメモアプリにその場で書き留める方法です。会話の邪魔にならない程度に、キーワードだけでもメモしておくと、あとで思い出す手がかりになります。話す側の了承を得られれば、音声で残しておく方法もあります。

実家に眠っている古い写真を見つけたら、誰が写っているか、いつ・どこでの写真かを、その場で聞いて裏に書き添えておくのもおすすめです。写真だけでは分からなくなってしまう情報が、言葉として残ります。

聞きすぎない、という線引きも大切に

話を残したい気持ちが強くなると、つい根掘り葉掘り聞きたくなってしまいますが、相手が話したくなさそうな話題には、無理に踏み込まないようにしましょう。

触れられたくない話題は、誰にでもあるものです。「今は話したくなさそうだな」と感じたら、いったん引いて、また別の機会に譲る姿勢が、長く続く対話につながります。

帰省が終わってから、形にする

帰省先で聞いた話やメモは、記憶が新しいうちに、自宅に戻ってから一度整理しておくと、あとで見返しやすくなります。断片的なメモも、時系列や話題ごとに並べ直すだけで、ぐっと読みやすくなります。

一度にすべてをまとめようとせず、少しずつで構いません。次に帰省したときに、また続きを聞いて書き足していく、というくらいの気持ちで続けていくと、無理なく積み重ねていけます。

相続や医療の判断が関わることは、専門の窓口へ

話の中で、相続や財産の分け方、医療やケアに関する希望など、法的な判断が関わる内容が出てくることもあります。そうした事柄は、家族だけで抱え込まず、弁護士・司法書士・税理士や、お住まいの自治体・医療機関の窓口に相談しながら進めることをおすすめします。

本記事は一般的な考え方の紹介です。ご家庭の事情に応じた具体的な判断は、専門の窓口にご相談ください。

想い伝で、聞いた言葉を一冊の本に

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この記事について

想い伝 編集チーム(株式会社狼煙)。ご家族へ想いを残したい方に向けて、終活や家族の対話にまつわる話題を、やさしい言葉でまとめています。

公開日:

あなたの想いも、一冊の本に

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