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想いを残す約6分

親の口ぐせや好きな言葉を残したい。どう書き留める? ふだんの一言を拾う

親のふとした口ぐせや、決まり文句、よく言う励ましの言葉。聞き取りをしなくても、ふだんの会話で耳にした言葉そのものを拾っておけます。その日のうちに、そのままの言い回しで書き留める。やさしい書き留め方をまとめました。

口ぐせは、いつ、どう書き留めればいい?

この記事を読むと、親の口ぐせや好きな言葉を、聞き取りをしなくても残せるという考え方と、書き留めるときの四つの手がかりが分かります。結論から言うと、言われたその日のうちに、そのままの言い回しで、短く書き留めるだけで十分です。そこに「いつ、どんな場面で言ったか」を一行添え、意味を問いたださず、集まった言葉から、その人らしさを見ていきます。

口ぐせや決まり文句は、改まった聞き取りの場では出てきません。台所での何気ない一言、玄関先での見送りのひとこと、電話の終わりぎわの励ましなど、ふだんの会話のなかで、ふっと出てくるものです。

だからこそ、特別な時間をつくらなくても拾えます。いつもの会話に耳を澄ませて、心に残ったひとことを、忘れないうちに手元に残しておく。それが、いちばん自然な残し方です。

そのままの言い回しで残すのは、なぜ?

言い回しには、その人の声や、間の取り方や、育った土地の空気がにじんでいるからです。意味だけを取り出して言い換えてしまうと、いちばん「その人らしい」部分が失われてしまいます。

たとえば、方言まじりの言葉や、少し古い言い方、独特の語尾。聞いた直後に、耳に残った形のまま書いておくと、あとから読み返したときに、その人の話す声がよみがえります。

整った文章にしようとしなくて大丈夫です。聞こえたとおりに、短く、ありのまま。それがそのまま、かけがえのない記録になります。

「いつ、どんな場面で」を、一行添えるには?

言葉のそばに、場面をひとこと添えておきましょう。「朝、出かけるときに」「電話を切る前に」「食卓で」といった、短い一行で構いません。言葉だけを書き留めておくと、時間がたつほど、どんな気持ちで言われたのか思い出せなくなってしまうからです。

場面が添えてあると、同じ言葉でも、励ましだったのか、いたわりだったのか、照れ隠しだったのかが伝わります。あとから読む人にとっても、その言葉が生まれた空気が分かる、大切な手がかりになります。

日付も、分かる範囲で添えておくと、あとで並べ直すときに役立ちます。細かくなくてかまいません。季節が分かる程度で十分です。

意味を、たずねなくていい?

たずねなくて大丈夫です。むしろ、意味を問いたださないほうが、言葉は自然に残ります。「それはどういう意味?」と聞かれると、本人は、ふだん何気なく口にしている言葉を、あらためて説明しなければならなくなります。

口ぐせは、本人にとっては、ただ身についた言い方です。そこに理由や由来を求めると、話しにくくなってしまうことがあります。分からないままでも、その言葉が、その人の口から出たという事実が、すでに大切な記録です。

もし本人が自分から意味や由来を話してくれたときは、そのことも一緒に書き留めておきましょう。話してくれた分だけ受け取る。それくらいの距離感が、長く続けるためにはちょうどよいものです。

集めた言葉を、どう残していく?

書き留めた言葉は、そのうち、少しずつ数が増えていきます。並べて眺めてみると、同じ言葉を繰り返し使っていたり、励まし方に共通の色があったりして、その人らしさが見えてきます。

集めた言葉は、あとから一冊の形に整えることもできます。想い伝(おもいでん)は、いくつかの質問に答えるだけで、あなたが残した言葉を読みやすい一冊の本に整えるサービスです。まずは無料で書き始められ、書きかけの内容はお使いの端末に自動で保存されます。仕上がった一冊は、印刷できるPDFとして受け取れます。

今日耳にしたひとことを、ひとつだけ、そのままの言い回しで書き留めてみてください。小さな一行から、その人の言葉の記録が始まります。

この記事について

想い伝 編集チーム(株式会社狼煙)。ご家族へ想いを残したい方に向けて、終活や家族の対話にまつわる話題を、やさしい言葉でまとめています。

公開日:

あなたの想いも、一冊の本に

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